脳神経外科の医師(常勤・非常勤)求人ガイド

熊本県内の悪性脳腫瘍患者の9割が訪れる同院で高い治療成績を誇ります

覚醒下開頭手術も行います

熊本大学医学部附属病院・脳神経外科は日本経済新聞社と日経メディカル誌が共同で実施した「脳疾患治療の実力病院全国調査」で、最高評価(AAA)を獲得し、脳腫瘍治療上位病院にランクインしており、県内の悪性脳腫瘍患者の約9割を治療しています。

治療が難しいとされる悪性グリオーマの術後3年生存率は92%と、全国トップクラスの治療成績を誇っています。また、小児脳腫瘍、高齢者に増加傾向がみられる悪性リンパ腫の治療にも定評があります。

同科の倉津教授は、「人として少しでも良い状態で長く生存することが大切」とQOL(生活の質)の維持に重きを置いており、より安全に、かつ昨日損失を最小限にとどめるため、患者の身体状況や症状に応じて、手術だけに限らず、放射線治療・抗がん剤治療などを併用する多角的治療で高い生存率を維持しています。

患者への負担が少ない神経内視鏡手術や血管内外科手術にも早くから着手し、開頭手術の場合にも現在は剃髪は基本的に行わず、患者のメンタル面での負担にも軽減しています。

医学部附属病院である同院は、基礎研究をみっちり行ってきた優秀なスタッフが多いのも特徴で、深い生物学的特性の理解に基づき、個々に応じた治療を展開しています。

1998年には全国でも先駆的にニューロナビゲーションシステム(事前にMRIで作成した患者の脳地図と術中の脳をシンクロさせ、執刀医が切除部位とそこ司る機能をリアルタイムで把握できるシステム)を導入。同院のニューロナビ治療は国の高度先進医療にも認定されており、年間手術数も約60件と全国上位で実績も高い。

また正常な脳組織を傷つけず脳腫瘍を摘出するために、腫瘍の悪性度を見分けるPET画像をニューロナビで用いたり、腫瘍を光らせて肉眼でも識別しやすくする術中蛍光診断法などを組み合わせた術中モニタリングも相次いで導入しています。術中に患者の全身麻酔を一時的に覚まし、術後に言語障害などが出ないかどうかを確認してから切除する覚醒下開頭手術にも取り組んでいます。

 
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