脳神経外科の医師(常勤・非常勤)求人ガイド

脳梗塞は発症3時間以内なら、tPA(アルテプラーゼ)の登場で治療に大きな変化

リハビリテーションも大切

意識障害や感覚障害、言語障害などの強い自覚症状が出たときには、一刻を争う状況であることがほとんどのため、脳卒中を起こした患者本人のみならず、周囲の人の対応が重要となります。

救急車を呼ぶときには、@意識があるかどうか、A呼吸はあるかどうか、B嘔吐はあるかどうかの3つをしっかり確認しましょう。嘔吐がある場合には、吐物で気道を塞いでしまわないように、横向きに寝かせましょう。

また、救急車が到着したときに、救急隊からの質問に答えられるように、発作から救急搬送までの状況をメモして置くなどして、説明できるようにしておきましょう。治療が有効になるかどうかは、この発症から治療に至るまでの時間がとても重要となります。

脳卒中の治療には、内科的治療、外科的治療、脳血管内治療という3つのアプローチがあります。内科的治療は、脳に生じた障害に対して薬物を使って行うものです。同時に、脳卒中によって起こりうる合併症などに備えた全身管理を行う治療を併行することにより、患者の予後を改善させます。

外科的治療は、手術用顕微鏡を使用して、頭蓋骨にあけた穴から行う開頭手術のことです。最後の脳血管内治療は、開頭を行わずに、足の付け根からカテーテルと呼ばれる細い管を挿入し、脳の病変部まで到達させて行う治療法です。

脳梗塞:血流が途絶えた先の脳が徐々に壊死していく脳梗塞の治療は一刻を争います。血管に詰まった血栓を溶かす「血栓溶解療法」が取られますが、近年注目を集めているのが、T-PA(アルテプラーゼ)療法です。脳梗塞発症から3時間以内にこの薬剤を静脈注射すれば、決戦を溶かして迅速に血流を再開させることが可能になりました。

ただし、発症から3時間を越えると、脳出血のリスクが多感る事と、他にも使用に関するチェック項目が40もあるというデメリットがあるため、検査の態勢トチろ湯体制がしっかりして、専門スタッフが揃った医療機関でなければこの治療法を受けることができません。外科的治療で増えているのは、脳梗塞の原因となる内頚動脈狭窄に対する頚動脈内膜剥離術です。頚の部分の動脈硬化によってできた病変を除去し、血流を改善します。

2008年の4月には、この部位の治療法として、脚の付け根から頚の狭窄部までカテーテルを挿入し、自己格調ステントという金属製の網の筒を留置する「頚動脈ステント留置術」が保険適用となりました。

脳出血:原因、出血部位、大きさ、患者の年齢、合併症の有無などを総合的に考慮して治療法を決定します。内科的治療が基本で、脳内のむくみ(脳浮腫)を軽減させるために抗脳浮腫薬を使って治療を行います。出血した血腫で脳圧が上がっている場合には、決主除去手術を行います。硬化程度の大きさの穴を頭蓋骨にあける内視鏡手術で行う場合が増えています。

くも膜下出血:そのほとんどが救急対応となるくも膜下出血は、再出血を防止することと脳血管攣縮対策が重要となります。脳動脈瘤は破裂すると瘤の内側の血の塊が一時的に破裂部位を防ぐので出血が止まりますが、これがいつ再破裂するかわかりません(通常24時間以内)。再破裂すると死亡率はグッと上がり、重篤な後遺症を残す可能性が高くなります。

一刻も早く再破裂を防ぐために行う治療法は、開頭クリッピング術と脳血管内治療です。開頭クリッピング術は、頭蓋骨に穴をあけて、頭蓋内の血液を吸引しながら、手術用顕微鏡で出血した瘤を見つけてクリップで留める手術です。脳血管内治療は、足の付け根からカテーテルをを脳内の瘤の入り口まで進め、白金製のコイルを瘤の中に詰める方法です。

どちらの治療法を選ぶかは、患者の身体状況や年齢、それぞれの治療のどちらを適応すべき瘤であるかどうかということ、などによって左右されます。一刻を争いますので、医師の判断に委ねられることになりますが、療法の治療法が選択できる医療機関が近くにあるかどうかを調べておくとよいでしょう。

 
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