脳神経外科の医師(常勤・非常勤)求人ガイド

年間約350例の脳血管手術、脳動脈瘤クリッピング術を行う全国屈指の脳神経外科医

患者目線を失わないのが名医の条件とのこと

北海道の旭川赤十字病院で脳神経外科部長を務める上山博康氏は、脳血管手術、脳動脈瘤クリッピング術において、年間約350例(累計20,000例)を行う、全国屈指の手技と実績を誇る医師です。

近年増えてきた医療系ドキュメンタリー番組(下の動画参照)などへの出演も多く、「神の手」・「ラストホープ(最後の切り札)」と呼ばれる脳神経外科医・福島孝徳氏も「もし僕が脳血管の手術を受けるなら上山先生にしてもらう」と発言するなど、その手技は高く評価されています。

そのため、同科は、道東・道北の脳疾患の治療拠点としての役割を担うだけでなく、全国各地から患者を数多く受け入れています。

近年は手術の失敗と訴訟リスクを恐れた複数の医師から手術を断られ、治療先を求めて彷徨う「脳動脈瘤難民」が社会問題となりつつあります。そこで、上山氏は他の医療機関で手術不能と診断された患者に対しても、手術の依頼があれば断らずに積極的に手術を行うだけでなく、同院での手術以外にも、依頼されれば、出張手術を厭わず、ほぼ年中無休状態(睡眠時間は1日4時間)で治療にあたっています。

一方、脳動脈瘤は、診断上はそれほど心配要らない症例でも、破裂の不安を抱えてこんで毎日を送る患者も少ないため、精神面でのフォローも行いながら、患者が希望すれば、それに応じて満足の行く治療を行うことを心掛けています。

上山氏は、術者としての手技で全国屈指の脳神経外科医であるだけでなく、脳神経外科チーム全体の総合力および充実にも力を入れており、現在までに多くの後進を育て、名医として他施設に輩出している点でも高く評価されています。

「手術を芸術のように考えている術者がいますが、自分が何千例やることを目的にして、育てるべき後進に技術を伝承しようとしない医師は失格」との信念から、自分が手術を受けてもいいと全幅の信頼を置ける弟子を日常の治療行為を通じて育成しています。

さらに、手術が上手いだけが名医ではなく、「自分の限界を知っていて、患者にとって何が大切かを考えることができる医師は本当の名医」としています。例えば、個々の患者ごとに、適切な治療を行える全国の医師を把握し、紹介状を書く医師は「メスではなくペン先で治す名医」として尊敬すると、雑誌等の取材で答えています。

同院に赴任する以前の北大病院在籍時代から、手術器具の開発にも力を入れており、自らの手術経験を活かした上山式ハサミを作り、現在は全国の脳神経外科医の約80%が保有しているといわれています。

 
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