脳神経外科の医師(常勤・非常勤)求人ガイド

難易度の高い聴神経腫瘍手術で世界的に高レベルの成績を誇る佐々木富男教授

WANS会員にも選出

最高何度の脳腫瘍・脳血管手術の名医である九州大学病院 脳神経外科の佐々木教授。なかでも頭蓋底外科に関しては日本のパイオニアの一人として有名で、九州はもとより全国各地から難症例の患者が同院を訪れています。

顔面神経温存に高度な技術が必要とされる聴神経腫瘍手術はトップクラスの腕前で、手術死亡率0%、顔面神経温存率98%、有効聴力温存率60%と世界的に高レベルの成績を誇っています。

手術中、生理学の専門スタッフが顔面神経や聴神経の機能をモニターに映し出し、それをチェックしながら手術することで腫瘍を丁寧に取り出し、安全確実を最優先に、患者に後遺症が残らないよう細心の注意を払って臨んでいます。

その他の脳腫瘍・脳血管障害手術も、同教授が担当するのは頭蓋底部にできた難易度が高い腫瘍が大半を占めています。頭蓋底は脳の深部にあって重要な神経や血管が複雑に存在しているため、完全な摘出が難しいという問題があります。

しかし、頭蓋底外科では頭部骨底部の骨まで開けることで脳の圧迫を最小限に抑えながら術野を確保し、頭蓋底の腫瘍や脳動脈瘤、脳血管奇形などを手術します。この手術でも脳および脳神経の機能モニタリングを活用。医師が患者の脳のどこに触れているかをモニター上に三次元的に映し出すニューロナビゲーターなど目視し、脳の深部にできた腫瘍などの位置を確認しながら正確に摘出します。

これまで髄膜腫が脳幹を圧迫し心肺停止となった患者を後遺症をほとんど残さずに回復させた経験や、延髄に食い込んだ脳動静脈奇形を安全に摘出した経験などがあります。悪性神経膠腫はMRIナビゲーション、超音波、術中CT、蛍光診断、運動誘発電位モニターを駆使して腫瘍を安全に摘出したのち、遺伝子解析を行い、その結果に基づいた化学療法、放射線療法を行っています。

このように同教授は世界に誇る技量だけに依存せず、最先端の技術を駆使する生理学の専門チームとタッグを組んだ手術を行い、患者のQOLを最大限考慮した治療を行っています。手術は九州大学病院だけに限らず、月に2、3回は依頼のあった病院まで直接出向いています。

 
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